日本金属学会

身の回りの金属を知ろう

金属は身近なところで活躍しています。
身の回りに溢れている金属製品について、知っているようで知らない事がたくさんあります。
どこでどんなふうに活躍しているか、身の回りの金属について知ってみませんか?

現場の声

大学ではどんなことを勉強するの?
vol.4九州大学大学院 総合理工学府 福田淳也さん

九州大学大学院 総合理工学府 福田淳也さん
Q1.材科学系に進んだきっかけはなんですか?
大学で金属材料の授業を受けたことがきっかけです。組織や組成が少し変わるだけで特性が劇的に変化する材料の面白さと可能性に魅力を感じました。 材料は社会の基礎になっていて、全てのものは材料からできているので、材料を通してなら社会に大きなインパクトを与えることができると思い材料系に進みました。
Q2.大学ではどのようなことを学んでいるのですか?
学部の3年までは、研究活動で必要になる数学や力学など、基礎的な学問について幅広く学びました。 学部の4年からは金属材料を扱う研究室に入り、これまで学んだことを使って、実際に自分の研究テーマに取り組んでいます。
Q3.何を研究しているのですか?
原子まで拡大して見ることができる電子顕微鏡という装置を使って金属材料の中身を観察することで、 どうしたら材料の特性を上げることができるのかを解明する研究をしています。 私は材料の中でも、ハイブリッドカーなどに使われているネオジウム磁石の特性を上げるための研究をしています。 その分野の最先端に携わりながら、自分が今まで学んだことを総動員して研究に取り組むのはやりがいがあってとても楽しいです。 学会や研究発表の前に準備に追われるのは大変ですが、基本的には楽しく研究に取り組んでいます。
Q4.研究室での一日は?
毎日違った生活をしていますが、実験をしたり、論文を読んだり、ミーティングをしたりして一日を過ごしています。
Q5.授業や研究以外はどのように過ごしていますか?
学校が終わった後は、研究室のメンバーでよくソフトボールやテニスをして、体を動かして遊んでいます。 みんなでご飯に行ったりもして、研究室は大きな家族みたいな感じです。
Q6.子供の頃、将来何になりたいと思っていましたか?
小さいときは漠然と科学者になりたいと思っていました。
Q7.今現在、将来何をしたいと思っていますか、どこで働きたいですか?
今は、材料系の研究者として働いて、社会にインパクトを与えることができるような材料を開発したいと思っています。
Q8.高校で勉強をしておくとよい科目は何ですか?
数学や物理の基礎的な部分をしっかりと学んでおくことは、研究をする上で直接役に立つと思います。 また、私は苦手ですが、研究は誰かに伝わってこそ成果になるので、相手に伝わりやすい言葉や文章を正確に使えるようになるためにも、国語が意外と重要だと最近感じています。 また、論文は英語で書かれているので、英語が得意だと人より多くの情報を正確に得ることができる点で、英語も重要だと思います。
Q9.中高生の時の得意科目と不得意科目は何でしたか?
数学、物理、化学などの理系科目が得意でした。逆に国語や英語など、文系科目は苦手でした。

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