日本金属学会

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『金属製錬の熱力学』

日時
一日目 2022年11月17日(木) 13:00~17:00
二日目 2022年11月18日(金) 13:00~17:00

金属製錬は,鉱石から酸素や硫黄,不純物を除去して目的の金属を得る技術として,現代社会の構築に大きく貢献してきました.資源の枯渇や地球温暖化が進み,低品位鉱石や都市鉱山の活用が求められ,カーボンニュートラルに向けて様々な取り組みがなされる中,その重要性はさらに高まっています.
本講義では,高温反応での乾式製錬に焦点をあて,その原理となる化学熱力学における化学ポテンシャル,相平衡,状態図などの基礎概念や法則について解説します.さらに,不純物除去のためのスラグ-金属-気体間平衡反応など製錬プロセス解析への化学熱力学の活用について解説します.これらは同様に化学熱力学を活用する湿式製錬や電解精錬を学ぶ上での基礎にもなります.

講師 東京大学名誉教授 月橋文孝先生
[講師紹介] 1977年3月東京大学工学部金属工学科卒業.1982年3月東京大学大学院工学系研究科金属工学専門課程博士課程修了,工学博士.1982年4月東京大学工学部金属工学科助手,1986年10月東京大学講師,1988年1月東京大学助教授を経て,1999年4月東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻教授.2020年3月東京大学定年退職.2020年6月東京大学名誉教授.
 
[協賛予定] エネルギー資源学会,エレクトロニクス実装学会,応用物理学会,化学工学会,環境資源工学会,金属系材料研究開発センター,軽金属学会,軽金属製品協会,合金状態図研究会,資源・素材学会,自動車技術会,ステンレス協会,スマートプロセス学会,素形材センター,電気化学会,電気学会,日本アルミニウム協会,日本 MRS,日本化学会,日本ガスタービン学会,日本機械学会,日本混相流学会,日本材料科学会,日本材料学会,日本磁気学会,日本伸銅協会,日本セラミックス協会,日本塑性加工学会,日本チタン協会,日本鋳造工学会,日本鉄鋼協会,日本熱物性学会,日本物理学会,日本分析化学会,日本マグネシウム協会,日本溶接協会,熱処理技術協会,廃棄物資源循環学会,粉体粉末冶金協会,溶接学会
参加方法 オンライン(Zoom)による講義.申込者へは3日前までに参加方法をご連絡いたします.
受講料
 対象者   1講座基本料金   2講座目以降割引料金 
正 員 20,000円 15,000円
学 生 8,000円 6,000円
非会員 40,000円 30,000円
(本会維持員会社社員,協賛学協会会員は会員扱い.学生は会員,非会員の区別なし)
 ※本年度および次年度開催のオンライン教育講座を複数申込される場合,2講座目からは割引料金となります.一日目,二日目の区分ではありません.
申込締切
(事前予約のみ)
 2022年11月8日(火)
事前配布資料 事前配布資料があれば,開催3日前頃までにメール配信いたします.
参加申込方法 WEB申込 https://www.jim.or.jp/seminersymposium/ よりお申込み下さい.
受講料支払方法 ①カード決済 ②コンビニ決済 ③銀行振込
問合先 〒980-8544 仙台市青葉区一番町1-14-32
 (公社)日本金属学会 セミナー・シンポジウム参加係
 E-mail: meeting[at]jimm.jp (8/1からメールのドメインが変りました.)
 TEL 022-223-3685 FAX 022-223-6312
 
 
<プログラム>
一日目 11月17日(木)
13:00~14:55 熱力学変数
14:55~15:05 ―休 憩―
15:05~17:00 化学ポテンシャルと平衡
 
二日目 11月18日(金)
13:00~14:55 状態図と相平衡
14:55~15:05 ―休 憩―
15:05~17:00 製錬プロセスへの適用
入会・会員

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