日本金属学会

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原子炉材料の照射損傷―高経年化への対応―

[協賛予定] 日本原子力学会、電気学会、腐食防食協会、日本保全学会、
日本非破壊検査協会、日本表面科学会、日本機械学会、
日本鉄鋼協会、日本材料学会、日本物理学会、応用物理学会、
日本電子顕微鏡学会、表面技術協会、日本溶接協会、
プラズマ・核融合学会、溶接学会

セミナーの概要: 我が国のエネルギー施策において、原子力エネルギーの高効率安全利用は最も重要な課題の一つである。発電プラントの高経年化に対応して、原子炉機器構造材料の健全性評価、検査、補修技術は、プラントの安全確保のための枢要な技術となっている。本セミナーでは、軽水型原子力発電プラントにおける圧力容器および炉内構造物などの構造材料の照射損傷について、その基礎過程や脆化機構などの基盤的研究、並びに、脆化評価、検査などの高経年化対策への適用の両面から講義し、高経年化対応ロードマップにおける今後の原子力材料研究の位置づけを示すことを目的とする。

(企画世話人: 京都大学 木村晃彦、東京大学 関村直人、原子力機構 塚田 隆)

日  時 2006年11月10日(金)10:00~17:00
場  所 東京大学弥生講堂 1階 一条ホール
(〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内 Tel:03-5841-8205)
募集定員 300名
受 講 料  
受講資格 (テキスト代含む・税込)
事前申込 当日申込
正 員 12,000円 15,000円
学 生 5,000円 6,000円
非会員 15,000円 20,000円
(本会維持員会社社員、協賛学協会会員は会員扱い。学生は会員、非会員の区別なし)

申込要領 E-mailでapply@jim.or.jp宛お申し込み下さい。
申込項目は以下のとおりです。
(1) 送信subjectに「セミナー原子炉材料」と記入、
(2) 氏名、
(3) 会員・非会員・学生の区別(本会会員は会員番号も)
(4) 勤務先・所属、
(5) 通信先住所(テキスト等送付先と電話番号)申込受理確認のE-mailを返信します。
事前申込締切 2006年10月31日(火)着信
テキストの送付 開催10日前後までに発行送付の予定です。事前に申し込まれた方にはテキストが出来次第参加証等関係資料とともにお送りいたします。
(開催1週間前までに届かない場合は必ずご連絡下さい。)
受講料払込方法 テキスト送付の折に請求書と振替用紙を同封いたします。お支払いは開催後でもかまいません。
問合先 〒980-8544 仙台市青葉区一番町1-14-32フライハイトビル2階
(社)日本金属学会 セミナー参加係
E-mail:apply@jim.or.jp TEL:022-223-3685  FAX:022-223-6312

10:00~10:10 趣旨説明
京大 木村晃彦
10:10~11:00 (1)高経年化対応ロードマップと材料関連研究基盤
東大 関村直人
11:00~11:50 (2)圧力容器鋼の照射脆化挙動
原安シス研 福谷耕司
11:50~12:35 昼  食
12:35~13:25 (3)照射脆化機構
京大 木村晃彦
13:25~14:15 (4)照射脆化監視-監視試験による脆化監視と長期運転のための試験再生技術-
原安基盤機構 大崎 徹
14:15~14:25 休  憩
14:25~15:15 (5)SCC基礎―腐食化学からのアプローチ
福井工大 柴田俊夫
15:15~16:05 (6)BWR環境におけるSCC機構研究の現状と課題
アイテック 明石正恒
16:05~16:55 (7)SCC支配因子研究の新展開
原子力機構 塚田 隆
16:55 閉講挨拶
東大 関村直人
(各講義には10分程度の質疑応答時間を含む)



金属学会セミナー
原子炉材料の照射損傷―高経年化への対応―(要旨)

(1)高経年化対応ロードマップと材料関連研究基盤 東大 関村直人

-準備中-

(2)圧力容器鋼の照射脆化挙動 原安シス研 福谷耕司

原子炉圧力容器に使用されている低合金鋼の照射脆化は材料組成や照射条件に依存する。本講演では、Cu,Ni,P等の材料組成と中性子束や温度等の照射条件の影響について、脆化度および脆化因子である析出物・マトリックス損傷・粒界偏析の形成状態の観点から現在の知見を紹介する。

(3)照射脆化機構 京大 木村晃彦

-準備中-

(4)照射脆化監視-監視試験による脆化監視と長期運転のための試験再生技術- 原安基盤機構 大崎 徹

原子炉圧力容器の照射脆化は、容器内部で照射されたシャルピー衝撃試験片等の監視試験片を計画的に取り出して試験し監視している。監視試験片数は限られているので、長期運転時には監視試験片を再利用する場合がある。試験済み監視試験片を継続照射した後に試験片として再生する技術について説明する。

(5)SCC基礎―腐食化学からのアプローチ 福井工大 柴田俊夫

原子炉材料の応力腐食割れ(SCC)を理解するためには、材料と環境の相互作用である腐食反応機構の理解を欠かすことが出来ない。実用材料の環境脆化事例としては、ステンレス鋼のSCCと高強度鉄鋼材料の水素脆化(HE)が重要であって、環境脆化機構に関する研究ではこの両者に関する研究が圧倒的に多い。本稿では、SCCとHEの事例と特徴を整理するとともに、金属の腐食反応の熱力学的可能性を示す電位―pH図に環境脆化(SCCとHE)領域を重ねて作成する環境脆化マップに基づいて、金属材料の環境脆化におけるSCCとHEの機構を整理し、腐食化学からみた両者の特徴と生起条件を述べる。

(6)BWR環境におけるSCC機構研究の現状と課題 アイテック 明石正恒

溶接鋭敏化Type304鋼、溶接鋭敏化182合金から近年の非鋭敏化ステンレス鋼に至るSCC機構研究の進展と現状を展望し、今後の課題をまとめる。

(7)SCC支配因子研究の新展開 原子力機構 塚田 隆

近年のSCC研究はますますミクロな領域へ踏み込み、原子レベルの空間分解能を有する3次元アトムプローブ等も利用されている。また、原子炉内のような過酷な環境においてSCC試験を行う研究も進んでいる。本講演では、これら最近のSCC機構論的研究に向けた材料分析手法や実験手法の現状とその成果を紹介する。

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