イベントのご案内
高温過酷環境を制する耐食材料/コーティングのさらなる挑戦
―最近の耐食性理論と長寿命材料の開発・実用化―
[協賛予定] | 粉体粉末冶金協会、腐食防食協会、廃棄物資源循環学会、化学工学会、高温学会、日本セラミックス協会、日本エネルギー学会、日本複合材料学会、日本表面科学会、日本ガスタービン学会、日本機械学会、日本熱処理技術協会、日本鉄鋼協会、日本溶接協会、日本溶射協会、日本材料学会、資源・素材学会、溶接学会、火力原子力発電技術協会、表面技術協会、ステンレス協会、日本化学会、日本プラントメンテナンス協会 |
経済のグローバル化が進むとともに、脱炭素、資源循環型社会をめざして地球環境を配慮した工業製品、装置などの生産、利用が不可欠な世界情勢となっている。そのため、環境/エネルギー関連機器およびプラントにおいては宿命的ともいえる一層の高効率化と co2 低減、省資源が強く要請される時代が到来している。また一方で、再生可能エネルギーの利用も増えつつあり、エネルギー源の多様化と経済性を重視する将来動向とも相まって装置材料に対するコスト/寿命/信頼性の要求も厳しくなってきている。 | |
これら環境、エネルギー機器を支える高温耐食材料/コーティングの性能、耐久性の向上はもちろん、寿命予測、損傷解析などの応用技術も将来的にわたり重要な領域と位置付けられる。次世代技術の研究開発には腐食環境評価と腐食機構、材料設計理論を充分に理解した上で過酷環境を克服する新材料の見定めと発想の転換が必要となっている。 | |
本セミナーでは同分野の第一線の研究者や入門者を対象に高温耐食材料、コーティング開発、応用にかかわる最近の耐食性理論、材料設計の考え方、今後の課題などを整理、提供する。 | |
(企画世話人 第一高周波工業 川原雄三、北大 黒川一哉、東工大 丸山俊夫) |
日 時 | 2012年3月 | 15日(木)13:00~17:00 |
16日(金) 9:00~17:00 |
場 所 | 東京工業大学百年記念館 フェライト会議室(東京都目黒区大岡山) |
募集定員 | 100名 |
受 講 料 |
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受講資格 事前申込 当日申込 正 員 15,000円 18,000円 学 生 8,000円 10,000円 非会員 23,000円 25,000円
申込要領 | e-mail で meeting@jim.or.jp 宛お申し込み下さい。申込項目は以下のとおりです。 ①送信 subject に「セミナー高温過酷環境」と記入、②氏名・年齢、③会員・非会員・学生の区別(本会会員は会員番号も④勤務先・所属、⑤通信先住所(テキスト等送付先と電話番号)申込受理確認のe-mailを返信します。 |
事前申込締切 | 2012年3月5日(月)着信 |
テキストの送付 | 開催10日前後までに発行送付の予定です。事前に申し込まれた方にはテキストが出来次第、参加証等関係資料とともにお送りいたします。(開催1週間前までに届かない場合はお手数ですが、ご連絡下さい) |
受講料払込方法 | お申込受理後、請求書と振替用紙を送付します。 |
問合先 | 〒980-8544 仙台市青葉区一番町 1-14-32 (社)日本金属学会 セミナー参加係 e-mail: meeting@jim.or.jp tel 022-223-3685 fax 022-223-6312 |
プログラム | |
3月15日(木) | |
13:00~13:05 | 開始の挨拶 |
各種機器の高温腐食機構と耐久性の現状
13:05~13:45 | (1) | 石油・天然ガス化学プロセスにおける浸炭・メタルダスティング |
住友金属工業 西山佳孝 | ||
13:45~14:25 | (2) | ガスタービン/tbc の寿命向上 |
物・材機構 村上秀之 | ||
14:25~15:05 | (3) | 火力発電ボイラ/硫化腐食機構 |
関西電力 京 将司 | ||
―休 憩― | ||
15:20~16:00 | (4) | a-usc ボイラにおける高温腐食と水蒸気酸化 |
バブコック日立 福田祐治 | ||
16:00~16:40 | (5) | 廃棄物・バイオマス発電ボイラにおける複合ガス腐食 |
第一高周波工業 川原雄三 | ||
16:40~17:00 | 総合討論 | |
3月16日(金) |
高温腐食の基礎理論と材料開発への応用
9:00~ 9:40 | (6) | 酸化・水蒸気酸化機構と熱力学 |
東工大 丸山俊夫 | ||
9:40~10:20 | (7) | シリカ皮膜の生成機構と熱力学 |
北大 黒川一哉 | ||
―休 憩― | ||
10:35~11:15 | (8) | アルミナスケールの生成および相変態におよぼす合金元素の役割 |
北大 林 重成 | ||
保護スケールの機械的性質と皮膜強化法 | ||
11:15~11:55 | (9) | 高温エロ―ジョン挙動と損傷メカニズム |
広島大 礒本良則 | ||
―昼 食― | ||
13:00~13:40 | (10) | 酸化スケールの機械的性質と密着性―鉄スケールでの検討課題例― |
住友金属工業 大塚伸夫 | ||
13:40~14:20 | (11) | 酸化スケールの機械的性質の評価法 |
室蘭工大 佐伯 功 | ||
新耐食コーティングの開発と特性評価 | ||
14:20~15:00 | (12) | 溶射皮膜の物性評価法の現状 |
首都大東京 高橋 智 | ||
―休 憩― | ||
15:15~15:55 | (13) | 溶融塩電析法による高耐酸化性コーティングの形成 |
秋田大 原 基 | ||
15:55~16:35 | (14) | 拡散バリアコーティングの機構と応用 |
北大 成田敏夫 | ||
16:35~17:00 | ―総合討論― | |
(各講義には5分程度の質疑応答時間を含む) |