日本金属学会

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自然に学ぶ超低環境負荷型材料技術の可能性―ネイチャーテックの新展開

[協賛予定] 応用物理学会、高分子学会、資源・素材学会、日本化学会、日本材料科学学会、日本セラミックス協会、日本粘土学会、日本野蚕学会、日本 MRS、未踏科学技術協会、表面技術協会
 

地球環境問題が生活者に直接的な影響を与え始めた今、ものつくりを避けられない日本の産業は環境施策に対して新たに大きな舵を切らねばならない。人間が手にした利便性、快適さを手放すことなく、最小限の環境負荷でそれに応える新たな視点による材料設計思想・システムが望まれる。「ネイチャーテック」は、検証と淘汰が繰り返された「自然の循環」を科学の目で観て、人間生態系にとって必要なものをリ・デザインすることにより、新しいものつくりや暮らし方を提案しようという試みである。46億年の歴史の知恵の結晶を、我々が培ってきたテクノロジーをツールとして紐解くことで、環境負荷を減少させつつ利便性、快適性を維持、向上させる答えが見えてくるはずである。
 最近では、ナノテクの後押しを受け再びバイオミメティクスブーム到来の様相もあり、実際、単なる形態模倣に止まらない、真に自然に迫る優れたプロセスや材料、システムも実現しつつある。こうした自然に学ぶテクノロジーを環境負荷低減の切り札として認知し、新しいものつくりに積極的に取り入れる動きをいっそう拡大、充実させる必要がある。本シンポジウムでは、「自然のすごさを賢く活かすものつくり」にチャレンジする様々な分野の専門家を招き、ネイチャーテックの新展開について議論を行い、理解を深める。
(企画世話人 物質・材料研究機構 垣澤英樹)

日 時 2007年 3 月26日(月) 10:00~17:35
場 所 千葉工業大学津田沼キャンパス 7 号館 3 階7301教室
(〒275-0016 習志野市津田沼2-17-1)
募集定員 100名

受講料

受講資格(テキスト代含む・税込)
事前申込当日申込
正 員6,000円8,000円
学 生3,000円4,000円
非会員10,000円12,000円
(本会維持員会社社員、協賛学協会会員は会員扱い。学生は会員、非会員の区別なし)

申込要領 E-mail で apply@jim.or.jp 宛お申し込み下さい。申込項目は以下のとおりです。
(1) 送信 subject に「シンポジウムネイチャーテック」と記入、(2) 氏名、(3) 会員・非会員・学生の区別(本会会員は会員番号も(4) 勤務先・所属、(5) 通信先住所(テキスト等送付先と電話番号)申込受理確認の E-mail を返信します。
事前申込締切 2007年 3 月 8 日(木)着信
テキストの送付 開催10日前後までに発行送付の予定です。事前に申し込まれた方にはテキストが出来次第参加証等関係資料とともにお送りいたします。(開催 1 週間前までに届かない場合は必ずご連絡下さい。)
受講料払込方法 申込受理後、請求書と振替用紙を送付いたします。
問合先 〒980-8544 仙台市青葉区一番町一丁目14-32
フライハイトビル 2 階
(社)日本金属学会 シンポジウム参加係
E-mail: apply@jim.or.jp
TEL 022-223-3685 FAX 022-223-6312
10 : 00~10 : 05開会のあいさつ
物材機構 原田幸明
10 : 05~11 : 05(1) 精神欲を煽るあたらしいものつくりを求めて―ネイチャー・テック―
東北大 石田秀輝
11 : 05~12 : 05(2) バイオミメティック材料プロセシングの開発
名大 高井 治
12 : 05~13 : 10昼  食
13 : 10~13 : 50(3) インセクトテクノロジー
東京農大 長島孝行
13 : 50~14 : 30(4) 無機材料の合成とそれを利用した環境技術
産総研 鈴木正哉
14 : 30~14 : 40休 憩
14 : 50~15 : 20(5) 自然界に学ぶセラミックスづくり
名工大 太田敏孝
15 : 20~16 : 00(6) 水と物質の相互作用からみた材料設計―生体適合性と水の構造―
富山大 源明 誠
16 : 10~16 : 50(7) 自然にやさしい環境調和型ゲルテクノロジー
横浜国大 鈴木淳史
16 : 50~17 : 30(8) 生体の有機/無機複合構造体に学ぶ複合材料の創製
物材機構 垣澤英樹
17 : 30~17 : 35閉会のあいさつ
東北大 石田秀輝
(各講義には10分程度の質疑応答時間を含む)

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