日本金属学会誌
執筆要領
1. 原稿の体裁
1 頁を36字×36行とし、文字は 10.5 Pt 相当以上のものを用いるのが望ましい。
数字と英字は半角とする。英文概要は 12 Pt 標準。行間 22 Pt、行数25行を目安とする。
原稿は原則として常用漢字、現代かなづかいによる口語体横書きとし、外国語の単語はカタカナあるいは原語を用いる。
ただし、外国語の単語はなるべく用いないようにする。
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1. 題目・著者名・研究機関(2.3 例参照)、2. 英文概要、Keywords を記載する。
なお、論文題目が70字を超えるものは、掲載時の柱(ヘッドライン)用の題目として、70字以内に短縮したものを別記する。 - 以降、1. 本文、 2. 謝辞、 3. 文献、 4. Appendix、 5. 表・図説明一覧の順に別紙に記載する。6. その後に各別紙の表・図を添付する。
原稿のすべてのページの下中央に、1頁から通し番号を付ける。また、頁ごとに行番号を付ける。
2. 原稿作成
- その論文内容に最も適した簡潔なものとする。
- 題目にはできるだけ略号を用いない(慣用となっているものは可)。
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元素記号の表示
材料としての表現の場合は記号を用いずに元素名をフルスペリングで示す。
化学記号として、あるいは形容詞的に用いる場合は元素記号を用いてよい。 - 英文題目の最初に“Study on”とか“On the”などはつけない。
- 冠詞、不定冠詞はできるだけ省略する。
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前置詞、接続詞、冠詞以外の単語の頭文字はすべて大文字とする
(ハイフンでつながれている場合も頭文字は大文字)。 - レビュー、オーバービューは、論文の題目に「レビュー――」、「オーバービュー――」等のように記載することが望ましい。
姓・名とも略さずに記入する。
- 研究を行った機関名を著者名の下に書く。
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異なる研究機関に所属している場合は、1, 2 のように番号を付し、研究場所を併記する。
学科名、学部名(または所属部)、名称、所在地はカンマで区切り略さずに表記する。
郵便番号と都市名(外国の場合は国名も)を表示する。 - 研究を行った機関名と現在の所属機関が異なる場合は、*を付し、脚注に書く。
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大学院生または学部学生の場合は、*を付し、○○大学大学院生(Graduate Student, ○○ University);
○○大学学生(Undergraduate Student, ○○ University) のように脚注に書く。
1 A 大学工学部物質工学科 2 B 株式会社総合技術研究所 |
1 Department of Materials Science, Faculty of Engineering, A University, Hitachi 316-0001 2 Corporate Research and Deverlopment Laboratories, B Co. Ltd., Sendai 980-0001 |
(脚注) |
*1(Mater. trans.掲載の場合)Mater. trans. 45(2004) 3612-3615に掲載 *2 A 大学大学院生(Graduate Student, A University) *3 A 大学大学院生、現在:C(株)(Graduate Student, A University, Present address: C Corp.) |
目的、方法および結果を明記する。数式、文献などを番号で引用することは不可。
Keywordsはすべて英語で表記する。固有名詞を除き、すべて小文字とする。
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標題や抄録中には重要な語句が用いられているので、キーワードはこれらの語句から選ぶことが望ましい。
もちろんそれ以外から選んでもさしつかえない。 -
具体的な意味のある(できるだけ狭義の)語句を選ぶ。
Critical, Stress→critical stress
Life→tool life, fatigue life -
名詞形で用いる。
Studied experimentally→experimental study -
元素名、化合物名、合金名などはフルスペリングで示し、記号などは用いない。
CrMo Steel→chromium molybdenum steel
E→Young's modulus, modulus of longitudinal elasticity -
略号、短縮形は一切用いない。
ESR→electro-slag remelting, electro-spin resonance -
複合語や句は慣用されているものに限る。
Fatigue Strength at Elevated Temperature→fatigue strength, elevated temperature - 当然すぎるために選定もれとなる語がないかを注意する。
- 取捨に迷う語は、どちらかというと加えておいた方がよい。
- 大見出し:1. 2.… …
- 中見出し:1.1, 2.1… …
- 小見出し:1.1.1, 2.1.1… …
- (1)、(2)… …
- (a)、(b)… …
表および図・写真は、原則として下記のファイル形式のものを作成し、本文ファイルとともに提出すること(査読用PDFファイルに含まれる図と印刷用ファイルの図面が異なる場合があるので、提出前に同一の内容かを必ず確認すること).
ただし、そうでない場合は、画像処理するため完成図(フリーハンドは不可)とする。
なお、使用ソフトでEPSに書き出し出来る場合は、投稿の図版ファイルとEPSファイルの両方を提出すること。
Adobe Illustrator(CS~CS3は、10形式での保存が望ましい)
PSD(フォトショップ形式。全てのレイヤーを統合した状態で)
EPS(PostScriptレベル1互換のみ)
PICT(Macintoshのみ)
JPEG(低圧縮、高解像度)
TIFF
PNG
GIF(透明OFF、全ての色を割り当てる)
Microsoft PowerPoint
PDF(画像ダウンサンプル及び圧縮なし、全てのフォントを埋め込む)
(ビットマップの場合は解像度600 dpi 以上、「白地に黒文字」などの含まれない、
写真のみの構成であれば350dpi程度でも可)
※ディスクはPC(MS-DOS)フォーマット(CD-RはISO9660フォーマット)とし、
編集に用いたソフト名・ソフトのバージョンを記入すること。
①1 表ずつ別紙に印字する。表は図表説明一覧の後に付ける。
②表番号は、Table 1, Table 2 のように通し番号とする。
③表中の語句および説明文は英語で記載する。
④表説明は表の上に印字する。大文字ではじめ、ピリオドで終わる。
⑤大きさ 刷り上がりと同一サイズで作成する。
⑥文字の間隔はスペースキーで調整する。文字間設定機能等は、ファイル変換時に不具合が生じるおそれがあるため使用しない。
片段の表:横幅 7~8 cm、文字の大きさ:12ポイント、下付き 10 ポイント
段抜の表:横幅10~13 cm、文字の大きさ:12ポイント、下付き 10 ポイント
罫線:0.5pt(0.18mm)以上とし、原則として縦罫線は表示しない。
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Thermal conductivity, κ/Wm-1K-1 | |
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TiB2 | 69.9(1300 K) |
TiC | 30.0(1773 K) |
TiN | 67.8(1773 K) |
ZrB2 | 64.5(1300 K) |
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(1) | 一般的な注意 | ||||
① | 1 図ずつ別ページに配置する。 | ||||
② |
図番号は、Fig.1, Fig.2 のように通し番号とする。 一つの図が 2 図以上に別れている場合は、各々の図に(a), (b), (c) のように付す。(a), (b), (c) 等の位置は下図のようにする。 |
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③ | 図中の語句は英語で記載する。 | ||||
④ | 図説明は図の下に英語で印字する。 大文字ではじめ、ピリオドで終わる。 | ||||
⑤ | 写真原図は、一度網をかけたものは不可。コントラストがはっきりしたもので、線、輪郭の鮮明なものとする。 | ||||
⑥ | カラー図表の掲載費用は、無料とする。ただし、冊子および別刷はすべてモノクロ表示とする。 | ||||
⑦ | カラー原図表をモノクロ表示する場合、淡色は見えにくくなる恐れがあるので、著者自身で色トビや不鮮明なものにならないことを確認すること。 | ||||
(2) | 製図上の注意 | ||||
① | 写真には必要なスケールを記入する。 | ||||
② |
図の大きさ 刷り上がりと同一サイズで作成する。 図片段:横幅 7~8 cm、文字の大きさ:10ポイント、下付き 8 ポイント 図段抜:横幅10~13 cm、文字の大きさ:10ポイント |
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③ | 1図の中では文字の大きさを同一にする。 | ||||
④ |
網かけは10%以上とする。また、密になった曲線は再現が難しく、モアレを生じやすいので、なるべく用いない。 細すぎる線は刷り上がりのカスレや切れの原因となるので、線は刷上りの太さが0.5pt(0.18mm)以上となるよう一定の濃さで作図する。 周囲の枠線はできる限り破線ではなく実線を使用する。 |
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⑤ | 文字の間隔はスペースキーで調整する。文字間設定機能等は、ファイル変換時に不具合が生じるおそれがあるため使用しない。 | ||||
(3) | Graphical Abstract | ||||
① | 文字のAbstractに加え、Graphical Abstract(本論文の内容を代表する図あるいは写真1枚)を掲載する. なお、Graphical Abstractの表示は、オンライン・ジャーナルのうちJ-STAGE に登載するもののみとする. | ||||
② |
Graphical Abstract として表示できる図は、本文中に使用しているもの、あるいは独自に作成したものとする。図中には説明や・語句等を埋め込むことができる。図の体裁は次の通りとする。 ・ファイル種類:jpg, gif, png のいずれか ・ファイルサイズ:100MB まで ・解像度:縦700ピクセル、横700ピクセル(300dpi 以上) ・表示色:提出されたデータに従う。 ・サンプルファイル |
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③ |
希望する図・写真の指定は投稿時に行い、ページヘッダに「Graphical Abstract」と明記する。キャプションとして表示する文章は、「Caption:」を文頭につける。 論文査読・審査時にGraphical Abstract としてふさわしいかどうかの査読・審査を受ける. |
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④ | Graphical Abstract の表示色は、本文中の図の表示色と同一である. | ||||
⑤ | 図中の語句はそのまま表示する. | ||||
⑥ | Graphical Abstract 用の図面も著者校正を行う. | ||||
⑦ | 著者負担追加費用は、カラー代金も含め徴収しない。 |
(その理由は以下の通り。図表の中に示される実験値は単位の付かない無次元数で示されている。したがって、図の目盛り(数値)や軸(目盛り)の説明もそれと一致させなければならない。 そこで物理量はいつでも「物理量/単位」のように、単位で割って示すことになる。 これを図の軸に表示する際は、量記号は斜体で、単位記号は立体で示す。
一方、なにかを基準(全体)として、それに対する比率だけを問題にしている場合は、分率で表示されるが、 この分率は同じ種類(単位)の量を比較しており、基本物理量の次元をもつ単位ではないので、単に括弧内に示すことになる。)
また、角度を表す場合は、10°、20°のように数字に(°)をつける。
物理量記号
(1) |
本文中には脚注を付けない。 コメント、注釈等は英語で本文末の文献に入れる。 この場合、脚注は文献と一緒の通し番号とする。 |
(2) | 文献(脚注含む)の引用は通し番号で)[1, 2]、あるいは)[3-6]のように表し、文献・脚注は本文の末尾に一括記載する。 |
(3) |
国際会議や講演大会等の口頭発表は、脚注に記載しない。 必要な場合は、概要やプロシーディングスを参考文献として引用する。 |
(4) |
1つの文献番号につき、1つの文献を対応させる。 同一著者の文献であっても別番号にする(ibid は用いない)。 |
(5) |
文献はつぎの例に準じて著者名(and の前にはカンマは不要):タイトル、雑誌略称、巻(年)、頁の順に記し、巻数はゴジック体とする。 また書籍のタイトルはイタリック字体とする。外国雑誌名の省略法は ISO833 に従う。 |
(6) | 著者名、誌名はすべて英語表記する(特に決まっていないものはローマ字表記する)。 |
(7) | 著者が15名以下の場合は et al. を使わず、全著者名を記入する。 |
(雑誌の例) | |
[1]S. R. Pati and M. Cohen:Nucleation of the isothermal martensitic transformation Germination de la transformation martensitique isotherme Die keimbilditng der isothermen martensitischen umwandlung, Acta Metall. 17(1969) 189-199. | |
[2]W. Köster, T. Gödecke und D. Heine:Der Aufbau des Systems Kupfer-Indium-Zinn ım Bereich von 100 bis 50 At.-% Cu, Z. Metallk. 63(1972) 802-807. | |
(単行本の例) | |
[3]W. Hume-Rothery, R. E. Smallman and C. W. Haworth: The Structure of Metals and Alloys, (The Metals and Metallurgy trust of the Institute of Metals and Institution of Metallurgists, London, 1969) pp. 336-342. | |
[4]E. Houdremont: Handbuch der Sonderstahlkunde, 3. Aufl., 2. Bd., (Springer-Verlag, Berlin, 1956) pp. 934-939. | |
(プロシーディングスなどの例) | |
[5]C. Wagner: Thermodynamics of alloys,Steelmaking, The Chipman Conference, ed. by J. F. Elliott, (The M.I.T. Press, Cambridge, Massachusetts, 1965)pp. 19-25. | |
[6]J. Ishihara and I. Ikuta: The non-uniformity of amorphous ribbon made by double roller quenching method, Proc. 4th Int. Conf. on Rapidly Quenched Metals,(The Japan Inst. Metals, Sendai, 1982)pp. 19-25. | |
(講演大会等で発表した場合の例) | |
[7]D. Schryvers: Quantifying 3D precipitate distributions and strain fields in Ni-Ti SMA with different processing conditions, Collected Abstracts of the 2010 Spring Meeting of the Japan Inst. Metals(2010)p. 213. | |
[8]T. Kinzoku: Microstructure and mechanical properties of Mg alloys, Collected Abstracts of the 201x Spring ( Autumn) Meeting of the Japan Inst. Metals 2011 No. xx (DVD) | |
(Government reportの例) | |
[9]A. Colloza and J.L. Dolce: NASA/TM2005-213427, (NASA Glenn Research Center 2005), p.22 (online) | |
(Webpageの例) | |
[10]"Grants.gov Application Guide SF424 (R&R)". U.S. Department of Health and Human Services. http://grants.nih.gov/grants/funding/424/SF424_RR_Guide_General_Adobe_VerC.pdf, (accessed 201x-04-28) |
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(Online databaseの例) | |
[11]MMDB-Entrez's Structure Database. National Library of Medicine, National Center of Biotechnology Information. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/Structure/MMDB/mmdb.shtml, (cited 201x-04-28). |
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(脚注の例) | |
[12]1 eV=1.60218×10-19J |
文中の数式は、, とはしないで x/3, a/(b+c)のように表わす。
指数記号はなるべく exp で表わす。また 4・10-2としないで 4×10-2のように表わす。
数字の小数点は中央より下に打つ。千単位のコンマは小数点と誤りやすいので付さない。
(1) | SI 単位(SI 単位換算一覧表)の使い方については、原則として JIS に準ずる。 | |
(2) | SI 単位*には含まれていないが、JIS で SI 単位と併用してよいと規程している単位のうちから下記の単位を SI 単位と同等に取り扱う。 | |
(3) | 下記以外の非 SI 単位は、併用も併記も含めて認めない。 | |
(a) |
実用上の重要さから併用する単位 時 間 min, h, d 平面角 °、′、″ 体 積 L 質 量 t |
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(b) |
特殊な分野に限り SI 単位と併用してよい単位のうちの電子ボルト eV (ただし、使用に当たってはジュール J の単位で表記した後に○○ J(○○ eV)のように括弧内に併記する場合にのみ認める。) |
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(c) |
移行する単位が未定のため、当分の間、規格値として用いる単位のうちの 質量百分率 質量%、mass% 体積百分率 体積%、vol% 体積百万分率 体積 ppm, vol ppm |
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註)セルシウス温度℃は SI 単位に属する固有の名称をもつ組立単位の 1 つとされており、SI 単位に含まれる。 |
数値を表わす文字(量記号)は定数、変数を問わずイタリック体で表わすので必ず指定する。
数学上の記号はローマン体とする。
量 記 号: | 長さ l | 面積 A, S |
体積 V, υ | 圧力 P | |
力F | 時間t | |
ベクトル A, a | 普通定数 N, kなど | |
数学記号: |
指数関数 exp (ただし、e で表わす場合はイタリック体とする) x の自然対数 ln x x の常用対数 log x 正弦 sin、余弦 cos、正接 tan など |
本文との間隔を 1 行程度あけて本文の最後部に記す。助成金、装置借用、資料提供等など。
Appendix 中の図表・式番号は本文からの通し番号とせずに A1, A2・・・とする。
題目 著者名 研究機関等 |
本文約80行分に換算 |
英文概要 | 刷上り 1 行(16~20語)を本文約 2 行分に換算 |
本文 |
刷上り 1 ページ2700字 ワープロ原稿用紙(約27字×25行) 4 枚で刷上り 1 ページ |
数式 | 式 1 行に対して、本文 2 行分に換算 |
表 |
刷上り横幅 8.5cm(片段)の場合、縦の長さ 1cm 当り 2.5 行分に換算 横幅 8.5cm 以上(通し)の場合、片段の 2 倍の行数となる |
図 |
刷上り横幅 8 cm 以内(片段)の場合、縮図の縦の長さ 1 cm 当り 2.5 行分に換算 横幅 8 cm 以上(通し)の場合片段の 2 倍の行数となる |
文献 | 本文と同じ行数 |