イベントのご案内
2009年秋期大会(第145回)大会記録
2009年秋期大会は、9月15日から17日の期間、京都大学吉田キャンパスを会場として日本鉄鋼協会と合同で開催した。
講演発表件数は1,322題、大会参加者は1,927名(歴代6位)であった。
9月15日 | (9:00~10:00) | 臨時総会、各賞贈呈式(百周年時計台記念館) |
(10:30~17:00) | 一般講演、公募シンポジウム講演、受賞講演、共同セッション、 (吉田南1号館5会場、南総合館21会場、吉田南4号館1会場) | |
(15:00~17:00) | ポスターセッション(吉田食堂) | |
(18:00~20:00) | 懇親会(百周年時計台記念館「国際交流ホール」) | |
9月16日 | (9:00~17:00) | 一般講演、公募シンポジウム講演、受賞講演、共同セッション、 (吉田南1号館5会場、南総合館21会場、吉田南4号館1会場) |
9月17日 | (9:00~16:20) | 一般講演、公募シンポジウム講演、受賞講演、共同セッション、 (吉田南1号館4会場、南総合館21会場) |
9月15日~9月17日 | 総合受付(吉田南1号館地階) 付設機器・書籍等展示会、World Materials Day Award展示(南総合館北棟1階) |
大会実行委員長挨拶(9月15日)
今回は大会実行委員長の挨拶はなかった。
開会の辞(9月15日)
午前9時5分から加藤雅治会長の開会の挨拶があり、2009年秋期大会の開催を宣言した。
臨時総会(9月15日)
当日の出席社員(役員および評議員)42名、委任状提出社員103名、計145名で定款所定の社員総数223名の過半数を越えたので本総会は正式成立し、加藤会長議長のもとに議案は満場一致で可決された。
(議案)名誉員推薦の件 | |
被推薦者3名 | |
Professor Emeritus, Carnegie-Mellon University, U.S.A | |
Thaddeus B. MASSALSKI君 | |
Professor, University of Virginia, U.S.A | Edgar A. STARKE, Jr.君 |
Professor, University of Pennsylvania, U.S.A | Vaclav VITEK君 |
各賞贈呈の前に会長の式辞があり、続いて贈呈があった。(9月15日)(受賞者;まてりあ 第48巻 第11号 535頁~)
贈呈式 |
第57回論文賞贈呈式 5編(組織部門1編、力学特性1編、材料化学部門1編、材料プロセシング部門1編、工業材料部門1編)に対し賞状ならびに賞牌贈呈。引き続き「まてりあ論文賞」2編、「若手講演論文賞」3編に対し賞状贈呈。
第32回技術開発賞贈呈式 13件に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第19回奨励賞贈呈式 7名(物性部門1名、組織部門1名、力学特性部門1名、材料化学部門1名、材料プロセシング部門1名、工業材料部門1名、工業技術部門1名)に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第7回功労賞贈呈式 2名(学術部門1名、技術部門1名)に対し賞状贈呈。
第7回学術貢献賞贈呈式 10名に対し賞状贈呈。
第6回村上記念賞贈呈式 1名に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第6回村上奨励賞贈呈式 2名に対し賞状ならびに賞金贈呈。
懇親会(9月15日)
京都大学百周年時計台記念館「国際交流ホール」(京都市左京区吉田本町)において日本鉄鋼協会と合同で開催した。参加者は203名(うち当日参加42名、本会の参加者111名)。
今回、実行委員長挨拶および開会の辞、乾杯など、岩瀬実行委員長がすべて執り行った。
会場は、ホテルや宴会施設以外の京大時計台で開催した。ケータリングサービスも従来のホテルのビュッフェ内容と変わらず、またアトラクションとして舞妓さんの舞踊も披露され、盛会裏に終了した。
岩瀬実行委員長 |
優雅な伝統芸 |
学術講演会(9月15日~17日)
講演数 | 欠講2件(シンポジウム講演S3.1,S10.4) 最終講演件数は1,322件 公募シンポジウム講演10テーマ254題(基調講演59題含む) 一般講演919題(特別講演1題、技術開発賞受賞講演11題、功労賞受賞講演2題、 学術貢献賞受賞講演9題、村上記念賞受賞講演1題含む) ポスターセッション125題、共同セッション金属学会申込24題 |
講演会場 | 27会場(鉄鋼協会側の共同セッション1会場含む) |
参加者数 | 1,927名(一般1,054名、学生736名、非会員29名、相互聴講108名) |
第13回ポスターセッション
9月15日15:00~17:00の時間に吉田食堂で125件のポスター内容・発表について審査が行われた。当日の13:30まで食堂として使用していたため、設営に多少時間がかかった。しかし15時には順調に発表が始まった。今回はポスターセッション開始以来、最多の発表人数で、例年よりも発表者および聴講者で熱気に溢れ大変盛況であった。翌16日に「優秀ポスター賞」受賞者25名を総合受付に掲示した。
活気溢れる125件の発表風景。 |
おめでとうございます!! |
金属学会・鉄鋼協会共同セッション
・ | 「超微細粒組織制御の基礎」12題(金属申込4題)は9月17日に金属学会D会場で開催した。 |
・ | 「チタン・チタン合金」28題(金属申込20題)は9月15日、16日に鉄鋼協会第15会場(金属学会ZZ会場)で開催した。 |
付設機器・書籍等展示会(第27回) |
15社から出展の協力を得た。各社のご好意に感謝いたします。
展示会場が講演会場のある南総合館1階ロビーだったため、多くの参加者がブースに足をとめていた。
役員控室を廃止し、会員休憩室のお茶等も設置しないことになったため、恒例となっているコーヒーの無料サービスの利用者も方も多く、大変好評であった。
託児室開設 |
今回9回目となる託児室を開設した。託児室は9月15日~17日の3日間の利用で、子供2名に対してシッター1名体制のもと支障なく終了した。
第7回 World Materials Day Award |
材料系国際学協会連携組織であるIOMMMS(International Organization of Materials, Metals and Minerals Societies)では、World Materials Dayを制定し、本年は2009年は11月4日(水)に世界同時に、「材料に関する知識とその重要性を社会や若者に啓発する活動」に貢献があった学生を顕彰している。日本金属学会では、次の方をIOMMMSにWorld Materials Day Award Winnerとして推薦した。
第7回日本金属学会 World Materials Day Award 受賞者
「世界初!ユウロピウム添加窒化ガリウムを用いた電流注入型赤色発光ダイオード」 川崎 隆志君,古川 直樹君(大阪大学) |
Congratulations!! 受賞者の川崎君。 |
大会雑記 |
京都大学での秋期大会開催は1947年(昭和22年)以来63年ぶりとなる。
講演は吉田南1号館5会場および南総合館21会場の26会場で実施。臨時総会会場は京都大学のシンボルでもある百周年時計台記念館の百周年記念ホールで行なわれた。
初日若干雨に見舞われたものの、その後会期中は、例年の京都の気候(酷暑)に反し、過ごし易い気温の秋晴れが続き、参加者がベンチで歓談するする姿が多く見受けられた。
講演会場は同じ建物、または近隣の建物に集中していたため、会場移動しやすく迷われる方が少なかったように思う。
新型インフルエンザが流行しているため、対策として各会場に消毒液を設置し、マスク等で各自健康管理を促す掲示を行なった。
また、心配していたインフルエンザ感染や体調不良者もでることなく、3日間の会期を終えた。
今回クロークは設置しなかったが、その旨を事前に掲示していたため混乱はなかった。
京都大学での金属学会講演大会開催において、実行委員の皆様には準備当初より大変な努力と細かい配慮を頂き、そのご尽力により大会を盛会裡に運営することができました。お忙しい中を本会のために長期間お割き頂き、諸般について万端のご協力をいただいた実行委員各位と京都大学の関係者の方々に対しまして、衷心より厚くお礼申し上げます。