日本金属学会

イベントのご案内

イベント一覧に戻る

2010年秋期大会(第147回)大会記録

 2010年秋期大会は、9月25日から27日の期間、北海道大学を会場として日本鉄鋼協会と合同で開催した。講演発表件数は1,277題、大会参加者は1,746名であった。

9 月25日 (9:00~10:00) 臨時総会、各賞贈呈式(工学部2階オープンホール)
(10:30~17:00) 一般講演、公募シンポジウム講演、受賞講演、共同セッション、(工学部、情報科学研究科棟)
(15:00~17:00) ポスターセッション (小体育館)
(18:00~20:00) 懇親会(サッポロビール園ポプラ館)
9月26日 (9:00~17:45) 一般講演、公募シンポジウム講演、受賞講演、共同セッション、(工学部、情報科学研究科棟、高等教育機能開発総合センター)
9月27日 (9:00~16:25) 一般講演、公募シンポジウム講演、受賞講演、共同セッション、(工学部,情報科学研究科棟)
9月25日~9月27日 総合受付 (工学部玄関、1階)
付設機器・書籍等展示会、World Materials Day Award展示 (工学部玄関、1階)

大会実行委員長挨拶 (9月25日)
 午前9時から井口 学大会実行委員長より挨拶があった。

開会の辞 (9月25日)
 午前9時5分から三島 良直会長の開会の挨拶があり、2010年秋期大会の開催を宣言した。

臨時社員総会 (9月25日)
 当日の出席社員 (役員および評議員) 29名、委任状提出社員158名、計187名で定款所定の社員総数223名の過半数を越えたので本総会は正式成立し、三島会長議長のもとに議案はすべて満場一致で可決された。

議事式

 (第1号議案) 平成21年度収支決算書の一部修正の件議事
 (第2号議案) 名誉員推薦の件  被推薦者4名

物質・材料研究機構特別顧問:大阪大学名誉教授 馬越 佑吉 君
物質・材料研究機構顧問:東京大学名誉教授 岸 輝雄 君
Department of Materials Science and Engineering, University of California, Berkeley, USA
John William MORRIS, Jr君
Department of Materials Science and Engineering, The Ohio State University, USA
James Case WILLIAMS君
各賞贈呈の前に会長の式辞があり、続いて贈呈があった。(9月25日)
第58回論文賞贈呈式
6編29名(物性部門1編、組織部門1編、力学特性1編、材料化学部門1編、材料プロセシング部門1編、工業材料部門1編)に対し賞状ならびに賞牌贈呈。引き続き「まてりあ論文賞」2編6名、「若手講演論文賞」3編3名に対し賞状贈呈。(受賞者;本誌503頁)
第33回技術開発賞贈呈式
12件50名に対し賞状ならびに賞牌贈呈。(受賞者;本誌506頁)
第 20 回奨励賞贈呈式
7名(物性部門1名、組織部門1名、力学特性部門1名、材料化学部門1名、材料プロセシング部門1名、工業材料部門1名、工業技術部門1名)に対し賞状ならびに賞牌贈呈。(受賞者;本誌 509頁)
第8回功労賞贈呈式   3名(学術部門2名、技術部門1名)に対し賞状贈呈。(受賞者;本誌 510頁)
第8回学術貢献賞贈呈式   10名に対し賞状贈呈。(受賞者;本誌 511頁)
第7回村上記念賞贈呈式   1名に対し賞状ならびに賞牌贈呈。(受賞者;本誌 512頁)
第7回村上奨励賞贈呈式   2名に対し賞状ならびに賞金贈呈。(受賞者;本誌 512頁)
開会の挨拶

三島会長による開会の挨拶
授賞贈呈式

授賞贈呈式

懇親会 (9月25日)
サッポロビール園ポプラ館(札幌市東区)において日本鉄鋼協会と合同で開催した。参加者は324名(うち当日参加104名、本会の参加者135名)。

懇親会直前バスツアーの参加者は①サッポロビール博物館コースは16名、②北海道鉄道技術館コースは12名であった。

懇親会は18時に秋期大会実行委員長の井口北海道大学教授による懇親会の乱流発達理論の紹介の後、本会会長の三島良直東京工業大学教授と日本鉄鋼協会会長の友田陽茨城大学教授が白いエプロン姿で演壇に立ち、声高らかに乾杯を行った。待ちわびた北海道名物ジンギスカンの白い煙が立ち込める中、5種類の生ビールと北海道でしか飲めない地酒を中心に人の渦ができ、多くの会員の活発な流動現象の発達が観察され井口理論が実証された。北海道らしいフランクな雰囲気が好評であったが、翌日には講演会場でもその匂いが鼻についたという。

乾杯前の風景

司会の鈴木先生と井口実行委員長。乾杯前の風景
美味しいビールとジンギスカン

美味しいビールとジンギスカンを囲んで

学術講演会(9 月25日~27日)

講演数   欠講4件(講演番号:一般 282、776、913、ポスター31)
最終講演件数は1,278件
公募シンポジウム講演7テーマ211題(基調講演37題含む)
一般講演891題
(技術開発賞受賞講演11題、功労賞受賞講演3題、学術貢献賞受賞講演10題、村上記念賞受賞講演1題含む)
ポスターセッション123題、共同セッション金属学会申込29題
講演会場   26会場(鉄鋼協会側の共同セッション1会場含む)
参加者数   1,746名(一般914名、学生712名、非会員37名、相互聴講83名)

第15回ポスターセッション
9月25日15:00~17:00の時間に小体育館で123件のポスター内容・発表について審査が行われた。前回の秋期大会に次ぐポスター発表数で、会場となった広い会場 (小体育館) は、発表者および聴講者で熱気に溢れ大変盛況であった。翌26日に「優秀ポスター賞」受賞者23名を総合受付に掲示した。(受賞者;本誌513頁)

ポスター発表風景

ポスター発表風景
おめでとうございます!!

おめでとうございます!!

金属学会・鉄鋼協会共同セッション

 ・ 「超微細粒組織制御の基礎」10題 (金属申込6題) は9月26日に鉄鋼協会第19会場 (金属学会Z会場) で開催した。
 ・ 「チタン・チタン合金」36題(金属申込21題)は9月25日~27日に金属学会W会場で開催した。

付設機器・書籍等展示会(第29回)

16社から出展の協力を得た。各社のご好意に感謝いたします。
展示会場が講演会場通路の工学部1階であったため、大変多くの参加者がブースに足をとめていた。

託児室開設

 今回申込者がおらず、開設しなかった。

第8回 World Materials Day Award

材料系国際学協会連携組織であるIOMMMS(International Organization of Materials, Metals and Minerals Societies)では、World Materials Dayを制定し、本年は2010年11月3日(水)に世界同時に、「材料に関する知識とその重要性を社会や若者に啓発する活動」に貢献があった学生を顕彰している。
日本金属学会では、次の方をIOMMMSに World Materials Day Award Winnerとして推薦した。

第8回日本金属学会 World Materials Day Award 受賞者

World Materials Day Award Winner受賞
  「マテリアル・アート展」
熊本大学マテリアル工学科学生会(代表:兵頭 弘祐君、大畑 賀央君、木下 優君)
 部門賞
  第3部門:その他(材料教育プロジェクト、青少年対象の材料実験等)
鈴鹿高専サイエンスプログラム
  「ミニスコープがやってきた ~電子顕微鏡によるミクロ世界へのご招待~」
鈴鹿工業高等専門学校 専攻科 応用物質工学専攻 木村 彩香君
  第3部門:「見える化!触れる化!ものづくり教室」
茨城大学 鋳造クラブ(中野目 智則君、石井 翔君、渡壁 尚仁君、
渡辺 雅貴君、森 真俊君、太田 勇君)

Winner
Congratulations ! Winner 受賞者の兵頭 弘祐君

大会雑記

北海道大学   北海道大学での秋期大会開催は2003年以来となる。
 講演は工学部および情報科学研究科棟の25会場を使用した。臨時社員総会会場は工学部2階のオープンホールで行なわれた。
 夏の猛暑が終わり、秋風が吹き始める過ごし易い気候の中での開催であったため、特にクールビズ対応は行わなかった。

 講演会場は同じ建物、または近隣の建物にブロック的に分散されていた。これは工学部の建物が冬期間の暖房等の事情から渡り廊下で連結されているためで、雨天等の影響を受けづらい反面、目的のセッション会場を見つけづらいこともあったようである。

 展示会場は主会場の廊下に配置されたため通行には幾分支障になったようだが、一方では盛況との感想もあった。食堂は土日も3箇所が開かれていたが、工学部建物内の食堂が最も利用されていたようである。握り寿司なども好評であったようである。

 季節の変わり目の急な気温の変化で、体調を崩される方などを心配したが、体調不良者もでることなく、3日間の会期を終えた。
 今回クロークは設置しなかったが、その旨を事前に掲示していたため混乱はなかった。

 北海道大学での金属学会講演大会開催にあたって、実行委員の皆様には準備当初より大変な努力と細かい配慮を頂き、そのご尽力により大会を盛会裡に運営することができました。お忙しい中を本会のために長期間お割き頂き、諸般について万端のご協力をいただいた実行委員各位と北海道大学の関係者の方々に対しまして、衷心より厚くお礼申し上げます。

前ページに戻る  講演大会に戻る

入会・会員

ページトップへ