イベントのご案内
2010年春期(第146回)大会記録
2010年春期大会は、3月28日から30日の期間、筑波大学筑波キャンパスにおいて開催した。講演発表件数は1,037題、大会参加者は1,640名であった。
3 月28日 | ( 9:00~12:20) | 通常総会、大韓金属・材料学会代表挨拶、TMS 代表紹介、各賞贈呈式、名誉員推戴式、退任・新任会長挨拶、学会賞受賞記念講演、本多記念講演(大学会館講堂) |
(13:00~17:05) | 一般講演、シンポジウム講演、名誉員推戴記念講演、受賞講演(3A棟、3B棟、3L棟 24会場) | |
(15:00~17:00) | ポスターセッション(3A棟 2階) | |
(18:30~20:30) | 懇親会(山水亭「万葉の間」) | |
3月29日 | (9:00~17:45) | 一般講演、シンポジウム講演、名誉員推戴記念講演、受賞講演、共同セッション、Young Leader International Scholar 講演、(3A棟、3B棟、3L棟 23会場) |
3 月30日 | ( 9:00~16:50) | 一般講演、シンポジウム講演、受賞講演、共同セッション、(3A棟、3B棟、3L棟、共同利用棟 23会場) |
3 月28日~3 月30日 | 総合受付、金属組織写真展示(3A棟1階) 付設機器・カタログ展示会(3B棟 2階) |
第74回通常社員総会(3月28日)
午前9時加藤雅治会長が定款第31条により議長となり開会を宣した。
当日の出席社員(役員および評議員)26名、委任状提出社員147名、計173名で定款規定の社員総数の1/2を越えたので本総会は正式成立し、加藤会長議長のもとに議案はすべて満場一致で可決された。
議事 | (第1号議案)基本財産の一部処分承認の件 |
(第2号議案)平成21年度事業報告書及び収支決算書の件 | |
(第3号議案)平成22年度事業計画書及び収支予算書の件 | |
(第4号議案)理事の一括選任承認の件 | |
(第5号議案)理事および監事選任の件 |
大韓金属・材料学会代表挨拶(3月28日)
本会と大韓金属・材料学会との学術交流協定にもとづき、Nack J. Kim 会長が来日し挨拶した。
TMS 代表紹介(3 月28日)
本会とTMSとの国際交流促進協定にもとづき、TMSから第5回 Young Leader International Scholarとして来日した代表者1名のAmy J. Clarke氏が紹介された。
各受賞贈呈の前に会長の式辞があり、続いて贈呈があった。(3月28日)(紹介:本号249頁~)
第55回学会賞贈呈式 Thaddeus B. MASSALSKI君に対して賞状ならびに賞牌贈呈。
第68回功績賞贈呈式 8名(物性部門1名、組織部門1名、力学特性部門1名、材料化学部門1名、材料プロセシング部門2名、工業材料部門1名、工業技術部門1名)に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第49回谷川・ハリス賞贈呈式 4名に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第16回増本量賞贈呈式 2名に対し賞状ならびに副賞贈呈。
第51回技術賞贈呈式 3名に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第11回学術功労賞贈呈式 3名に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第41回研究技術功労賞贈呈式 11名に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第60回金属組織写真賞贈呈式 最優秀賞2件、優秀賞4件(第1部門~第4部門各1件)に対し賞状ならびに賞牌贈呈。
第12回若手講演論文(第58回論文賞) 4 編に対し賞状贈呈。
開会の挨拶をする加藤雅治会長。 | 各種賞贈呈式。 |
各推戴式の前に会長の式辞があり、続いて贈呈があった。(3月28日)
名誉員推戴式 3名に対し推薦状ならびに名誉員章贈呈。
会長退任・新任挨拶 3月28日通常社員総会を以て会長が交替し、加藤雅治会長の退任の挨拶と三島良直新会長から就任の挨拶があった。
三島良直新会長の就任のご挨拶。 | 学会賞受賞記念講演。 |
第55回学会賞受賞記念講演(3 月28日)
「Comments Concerning Some Features of Phase Diagrams and Phase Transformations」
Emeritus Professor, Carnegie-Mellon University Thaddeus B. Massalski君
第55回本多記念講演会
(3 月28日) 「合金状態図と先端材料設計」
東北大学大学院工学研究科教授 石田 清仁君
本多記念講演。 | 懇親会司会:筑波大学 宮崎 修一教授。 |
懇親会(3 月28日)
山水亭「万葉の間」(つくば市小野崎)において日本鉄鋼協会と合同で開催した(参加者は313名、本会への申込者107名)。
来賓挨拶 | 筑波大学副学長 赤平 昌文君 |
代表挨拶 | 日本鉄鋼協会会長 友田 陽君 |
代表挨拶・乾杯 | 日本金属学会会長 三島 良直君 |
司 会 | 筑波大学教授 宮崎 修一君 |
学術講演会(3月28日~30日)
当初の講演申込登録以後 2件の欠講があり、最終講演件数は1,037件、参加者数は1,640名(正会員1,016名、学生476名、非会員72名(一般50名、学生22名)、相互聴講76名)であった。
講演総発表件数1,037題
・ | 学会賞授賞記念講演 1題 |
・ | 本多記念講演 1題 |
・ | 名誉員推戴記念講演 2題(2題とも公募シンポジウムで講演) |
・ | 公募シンポジウム講演 10テーマ262題(基調講演50題) |
・ | 一般講演 667題 |
・ | 授賞記念講演 19題(うち3題は公募シンポジウムで講演) |
・ | 外国人特別講演 1題 |
・ | Young Leader Scholar 講演 1題 |
・ | ポスターセッション 81題 |
・ | 共同セッション金属学会申込発表27題(総発表42題) 非会員の発表件数(上記の内数)公募シンポジウム講演 9件、一般講演 13件、ポスター 4件 |
熱気溢れるポスター会場。 |
第14回ポスターセッション
3月28日15:00~17:00の時間に3A棟2階A202で81件のポスター内容・発表について審査が行われた。一般講演が終了した16時頃には、入場者がピークとなり熱気に溢れた。翌29日「優秀ポスター賞」16名が決定し、受賞者を総合受付に掲示した。(紹介:本号256頁)
金属学会・鉄鋼協会共同セッション | |
・ | 「チタン・チタン合金」19題は3月29日に金属学会R会場で開催した。 |
・ | 「超微細粒組織制御の基礎」15題は3月29日に鉄鋼協会第16会場(金属学会X会場)で開催した。 |
・ | 「マイクロ波応用プロセッシング」8題は3月30日に金属学会R会場で開催した。 |
Joint JIM/TMS Young Leader International Scholar Program
若手研究者の活動の活性化とTMSとの国際交流促進を目的に2006年より設けられた。Joint JIM/TMS Young Leader International Scholar Programとして、TMSから派遣された代表者Amy J. Clarke氏が一般講演「形状記憶・マルテンサイト材料」の中でYoung Leader International Scholarとして講演発表をし、座長より賞状が授与された。
講演発表。 | TMS Yong leader Dr. Amy J. Clarke(左)と細田 秀樹座長。 |
付設機器・カタログ等展示会(第28回) |
機器展示19社およびカタログ展示社1社から出展の協力を得た。展示会場の3B棟2階は講演会場の他、会員休憩室やPC試写室があったため、多くの参加者が機器展示ブースへ足を運んでいるのが見受けられた。各社のご厚意に感謝いたします。
託児室 |
今回は利用者がなく開設しなかった。
大会雑記 |
筑波大学での開催は今回初となる。大学はつくばセンターからバスまたはタクシーで10分程度の場所にあり利用し易く、また本会講演会場は第3エリアの3A棟、3B棟、3L棟と建物間の距離も短くコンパクトであったため、移動もスムーズであった。あいにく、寒気の影響で平年より気温がだいぶ低く、寒い中での開催となり、そのため、暖房が入らない建物では参加者の皆様にご不便をおかけいたしました。
筑波大学教職員関係者の皆様にはお忙しい中を諸般にわたり終始、万端のご配慮をいただき、ご協力に対し心から厚く御礼申し上げます。