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会員向けサービスの向上や、若手や学生の教育・育成を目的とした基礎教育講座を2022年度より完全オンラインで始動いたしました。
多くの方のご参加をお待ちしております。
尚、順次会告にて募集いたします。

【2022年度オンライン教育講座 実施報告書】

医療用金属材料の基礎(5月11日(木)、12日(金))

講師:阪大特任教授 東北大名誉教授 新家光雄、東京医科歯科大教授 塙 隆夫
コーディネーター:東北大 野村直之
医療における診断と治療には多くの材料が使用されており、特に金属材料の進歩と治療技術の進歩には密接な関係があります。本セミナーでは、医療用金属材料の特色と必要性、用途について紹介し、生体環境において要求される金属材料の特性とその評価方法、生体反応と表面の関係について解説します。さらに具体的な医療用金属材料としてのステンレス鋼、コバルトクロム合金、チタン・チタン合金等を例に、それぞれの開発の歴史や特徴、生体組織から要求される力学特性とその材料学的な制御法について学習します。

弾性異方性の考え方(5月25日(木)、26日(金))

講師:神戸大学教授 田中克志
コーディネーター:物・材機構 上路林太郎、豊橋技科大 戸高義一
◎多くの力学特性や組織変化の基本的要因の一つである弾性異方性の基本的な考え方とその利用例を講義する。結晶構造の対称性と物性、巨視的な弾性と微視的な弾性の関係、弾性定数の測定方法、組織形成と弾性異方性について基礎から解説を行います。

金属材料の耐環境性(2)高温酸化・高温腐食の基礎―熱力学・速度論・高温強度― (6月6日(火)、7日(水))

講師:荏原製作所 野口 学、長岡技科大教授 南口 誠、東工大准教授 上田光敏
コーディネーター:北大 林 重成、阪大 土谷博昭
◎耐熱金属材料の使用環境は近年、益々高温化し、金属材料にとって非常に厳しい環境となるため、材料の高温特性向上が強く求められています。また高温酸化・腐食の原理原則に基づき高温酸化・腐食現象を正しく把握して、適切な材料選定や防食対策に活かすことが要求されます。本講座では、熱力学、速度論及び高温強度を中心に、高温酸化・腐食の基礎を学習することで、業務で高温酸化・腐食に携わる研究者・技術者として必要な素養を醸成することを目標とします。

工業材料の応力・歪測定(10月26日(木)、27日(金))

講師:東北大学名誉教授 田中俊一郎
コーディネーター:東北大 森戸春彦、阪大 小泉雄一郎
◎製造工程、形状に起因する残留応力・歪及び集中応力は、物理・化学・機械的特性に大きな影響を与えることが多く、定量的に把握することが求められています。工業製品を構成する材料は、金属、無機・有機材料、半導体、結晶学的にも多結晶・単結晶と多様化し、大きさも極小化する時代となっています。万能な応力・歪測定法はなく、X 線・電子線・中性子・放射光・レーザ光・超音波などを用いて個々考案し適用してきました。本講座ではこれらの手法を基礎から解説し測定事例とともに紹介します。Table-top型X線機器を用いた応力測定は実演も行います。

本講座では、当日に受講できない方や理解を深めたい受講者の方のために、開催後に講義のオンデマンド配信を行います。受講申し込み者は追加料金なしに視聴できます。

構造材料(1)鉄鋼材料編(12月7日(木)、8日(金))

講師:金沢大学特任教授 潮田浩作、九州大学教授 植森龍治、早稲田大学名誉教授 中江秀雄、元九州大学教授 菊池正夫
コーディネーター:熊本大学教授 山崎倫昭、JEFテクノリサーチ㈱ 取締役 西日本ソリューション本部長 船川義正
◎鉄鋼材料は構造材料として最も多く用いられており、現代社会を土台から支えています。本講座では、鉄鋼材料を新たに使用する、扱うという技術者の皆様を対象に「鋳鉄」、「鉄鋼・薄板」、「鉄鋼・厚板」、「ステンレス鋼」について基礎から解説を行います。

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配信期間中は好きな時間に聴講できます。

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