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金属は身近なところで活躍しています。
身の回りに溢れている金属製品について、知っているようで知らない事がたくさんあります。
どこでどんなふうに活躍しているか、身の回りの金属について知ってみませんか?
基礎編 vol.2金属の性質について
金属はどのような性質をもっているでしょうか?
金属は、その強さや硬さといった性質を利用して様々な分野で活躍しています。 これらの性質は、加工や熱処理で変えることが出来ます。例えば、刃物は「焼入れ」という熱処理によって硬い性質を得ています。
▶応用編:金属の硬化と軟化のメカニズム
▶応用編:熱処理と金属の強さの関係へ
金属は用途に合わせていろいろな形に変形させることができます。 金属に力を加えると、最初は原子同士の間隔が大きくなって変形しますが、力を抜くと元の位置に戻ります。(弾性変形) さらに大きな力を加えると、原子が並んでいる面が滑り出し、力を抜いても元に戻らなくなります。(塑性変形)
▶応用編:金属の硬化と軟化のメカニズム
金属は電気をよく通します。金属結合では、原子の一番外側(最外殻) の電子が自由に動き回ることができます(自由電子)。 この自由電子が電気や熱を伝えます。
▶応用編:金属と材料の熱伝導率へ
磁石は様々な用途に使われています。磁気の作用は、物質の持つ磁気モーメント(スピンともいう)が関係します。 多くの原子は磁気モーメントを持ちませんが、大きな磁気モーメントを持ち、しかもその方向がそろうと強磁性といわれる磁石の性質を示します。 金属では、Co、Ni、Fe の3元素が強磁性を示します。しかしこれらの元素でも、温度を上げてゆくと強磁性は消えて、常磁性といわれる状態になります。 強磁性体は、3元素以外にも合金や化合物など、いろいろなものがあります。
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